もち米の稲刈り
気候はまだ夏なのに。
稲が育ってしまったので、稲刈りを始めることになりました。
もち米(こがねもち)は、ここ20年ほど使われていなかった圃場に、試験的に植えてみたもの。
0.4反のちいさな圃場です。
周囲を、まだ稲刈りしていないコシヒカリに囲まれているためコンバインが入れず、1条刈りのバインダーで刈り、天日干しすることにしました。
クボタのお兄ちゃんにバインダーのひも通しを確認してもらい、いざ刈り始めようとすると
刈った稲が紐で縛られずにバラバラと倒れて落ちてきます。
取説を見ながらああだこうだとやってみたのですが、紐で縛られないか、縛られても紐が切れず
次の束と繋がってしまいます。
稲がとにかく長いし倒れているので、刈り取るときに隣の稲とからまり、巻き込んでしまうのも良くない。
仕方なしに、手で刈ることになりました。
33℃の炎天下で、稲を手で刈る。これ、地獄です。
黒い水田靴が焼けるように熱い。
首に巻く保冷剤はすぐに溶けて、ぬるい重りになって体力を奪います。
たきちゃんは2、3回、頭が真っ白になりました。2日間で5㎏痩せたんですよ。
次男とばあちゃんにも手伝ってもらいながら、土日でなんとか馳掛けに仕上げることができました。
いや本当にしんどかった。
そして、帰宅してからも汗と泥にまみれた洗濯物を、そのまま洗濯機に入れられないのでバケツで一度ジャバジャバ洗うのですが、
稲刈りと同じ格好でまた20分作業しなければならない辛さを、誰かに分かってほしい妻なのでした。
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