除草剤を散布しました

ホタルイをはじめとする雑草が、異常に大発生してしまった今年。

たきちゃん農場はじまって以来の事態に、やきもきしてきた私たちですが、これは化学のチカラを借りないことには太刀打ちできません。

そこで、「ロイヤント」「バサグラン」という除草剤をミックスして、散布することにしました。どんな除草剤がいいのかや希釈割合などは、YouTubeで農家インフルエンサーさんたちの発信を見て参考にさせていただきましたよ。

そして、私たちの窮状を知ったご近所さんたちが、動力噴霧器・運搬機・水のタンクを貸してくださいました。設備がまだまだ整わない私たちなので、助かりました。

進め方としては、500リットルのタンクにいれた水を、田んぼで100リットルのタンクに移し、そこへ除草剤を溶かします。この溶液を動噴で吸い上げ散布します。

ホースは30mほどあり、畦から入って、行けるだけ遠くに歩いて撒いていきます。「撒く係」「ホースさばき係」に分かれて作業を進めました。

暑さのせいでしょうか、想像以上に体力を要して、とっても疲れました。


500リットル入りのタンクに水を入れるということは、つまりタンクの中身はほぼ500kgです。

これが軽トラの荷台に乗ってるわけですが、軽トラの積載重量は最大350kg。運転席にふたり乗るので、実際は600kg以上の重さを積んでいることになります。

「大丈夫かね~」

なんて言っていたらその矢先、軽トラのタイヤがつぶれているのを発見!

パンクだ!やべぇ!などとふたりで騒いだのですが、よく見たら、空気が抜けていただけのようでした。あとでガソリンスタンドで空気を入れたらタイヤは復活。ひと安心です。

500リットル入りタンクは、本来軽トラに積むものではないのでしょう。軽トラに載せた500リットルタンクの排水口が、運搬機に載せた100リットルタンクの口より低いことも、それを物語っています。低いとこから高いとこに、水は落とせません。きっと普通は2トントラックとかに載せて、そこから水を落とすのでしょう。

でもうちにはそんなトラックありません。次回は入れる水の量で調整するしかありませんね。

今回は100リットルタンクを地面に置いて、50リットルだけ水を入れてから、ふたりで担いで運搬機に載せました。


こんな感じで毎度毎度、揃えきれない設備を借りたり、だましだましして、なんとか乗り切って農業している私たちです。

規模の小さい私たちには、すべてを買いそろえる予算も、買えたとしても置く場所もありません。

これってほんと、農業の最大の壁じゃないでしょうか。


実は、明日は雨が降ると分かっていて今日、除草剤を散布しました。

「散布後3日間は雨に降られるな」と説明に書いてあるので、もちろん晴れが続くタイミングに作業したかったのですが、この先の週末は雨のマークが出ていたので、今日決行しました。

専業農家なら平日も使えるのですが、これも兼業農家のむずかしいところですね。

雨が強くなりませんように。

雨にも負けず効果が出ますように。



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