枯れはじめた!…から出穂まで
今年は雨が降りません。天気予報はずーっと晴れマーク☀
用水路も水の少なくなったところがあり、田んぼの水管理も難しくなります。
こんな時期に、うちのご主人は体調を崩してしまいました。耳の痛みがひどくなり、頭部の右側全体に激痛が走るようになってしまったのです。病院で「中耳炎」と言われました。
眠れないほど痛いので、数日間作業ができませんでした。この間に、雑草は伸び放題、水を引けない田んぼは一部の稲が枯れはじめてしまったのです。
水管理がややこしくなる問題がもうひとつあります。
水が減った用水路を使う農家の間で、水の取り合いがはじまったのです。
自分の田んぼに水が来るよう、よその田んぼへ水が行く分岐を止めている人を見かけました。この方は一日に何度もパトロールをしていて、わが家が水を入れていると「こっちにも水をくれないと困る」と声をかけてこられます。
↑ 左側の穴(水路)に水を引き入れたい私たち。でも正面を止めてしまうとクレームが来るので、こうして半分逃がしています。
こちらも工夫はしているのですが、何度も言われるのがいやになり、わが家はみなさんが作業を終える夕方から夜にかけて水を入れることにしました。涼しいので、身体はだいぶ楽です。
ダンナは痛み止めを飲めばなんとか動けるようになりました。
↑ 18:30ごろから作業開始です。
水口(水の取り口)の位置まで用水路の水位が上がるよう、川上の分岐を操作して、早く終わるようポンプも使って水を入れます。
広範囲に田んぼがカラカラだった日は、夜11時すぎまで作業していました。
水が溜まるまでの時間は、ダンナに懐中電灯で照らしてもらいながら、私はヒエ取りにいそしみました。
夜間の水入れを数回繰り返してきて、今日は広範囲で出穂が確認できました。
稲もカラカラ期間を乗り越えて、黄色の変色は治りませんが、葉の勢いは取りもどした感じです。
なんとか危機を脱したうちの稲ちゃんたちです。
ダンナの体調は、まだもどりません。一週間飲んできた抗生物質がぜんぜん効かないのです。
明日受診するので、適切に治療してもらえるといいのですが。
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